ネッククーラーはPCM素材が主流!残暑対策の選び方3タイプ

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気象庁は9月27日ごろから、近畿・中国・四国・九州・沖縄で「10年に1度」レベルの高温になるおそれがあると発表しました。
まだ首や背中の汗が止まらない時期が続くと分かると、扇風機だけでは物足りないと感じる人も多いのではないでしょうか。
いま注目されているのは、PCM素材や電動タイプなど、直接首元を冷やす「ネッククーラー」です。
この記事では、気象庁発表の内容とあわせて、ネッククーラー・冷却タオルのタイプ別の特徴と選び方を整理してご紹介します。

  • 気象庁が発表した早期天候情報の内容
  • ネッククーラーの3つのタイプと違い
  • 冷却タオルとの使い分け方
  • 購入前に確認しておきたい注意点

気象庁が「10年に1度」の高温を発表

気象庁は9月21日、近畿、中国、四国、九州北部(山口県含む)、九州南部・奄美、沖縄を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
対象期間は9月27日から10月5日ごろまでです。
この時期としては10年に1度程度しか起きないような、著しい高温になる可能性があるとしています。

5日間平均気温の平年差の目安は、近畿で2.2℃以上、中国・四国・九州南部と奄美で2.1℃以上、九州北部で2.4℃以上、沖縄で1.4℃以上とされています。
気象庁は農作物や家畜の管理とあわせて、熱中症など健康管理への注意も呼びかけています。
通勤や部活動、屋外イベントの予定がある人は、首元の暑さ対策も見直しておきたい時期です。
特に朝晩との気温差が大きくなりやすいこの時期は、体調管理の面でも注意が必要になります。

ネッククーラーは大きく3タイプ

ひと口にネッククーラーといっても、仕組みによって特徴が異なります。
比較サイトでは主に「冷却タオルタイプ」「PCM素材タイプ」「電動タイプ」の3つに分類して紹介されていることが多くあります。

冷却タオルタイプ

水に濡らして絞るだけで冷たさが生まれるタイプで、価格が手頃で扱いやすいのが特徴です。
[MISSION]の「冷却タオル オリジナル」は、濡らして絞って振るだけで肌感温度を大きく下げられ、冷たさが比較的長く続くタイプとして紹介されています。
水道やペットボトルの水があればどこでも冷やし直せるので、外出先での使い勝手もよいタイプです。
複数枚用意しておけば、汗をかいたタイミングでこまめに交換しながら使うこともできます。

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PCM素材タイプ

PCM(潜熱蓄熱材)と呼ばれる、一定の温度で自然に凍結・保冷する素材を使ったリング状のタイプです。
「Genki Ice ネッククーラー」は24℃前後で自然凍結するPCM素材を採用したモデルとして紹介されており、電源や充電が不要で、冷凍庫で冷やせばすぐ使い回せる手軽さがあります。

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電動タイプ

ペルチェ素子と呼ばれる電子部品を使い、USB充電で冷却プレートを冷やし続けるタイプです。
比較サイトでは、冷却プレートを複数枚搭載し、温度を数段階で調整できるモデルが紹介されています。
価格帯は他の2タイプより高めになりやすいですが、冷たさを長時間キープしやすいのが利点です。

自分に合うタイプの選び方

短時間の外出や通勤・通学なら、価格も手頃で荷物にならない冷却タオルタイプが扱いやすいでしょう。
屋外イベントやスポーツ観戦、部活の送迎など長時間の外出には、繰り返し使えるPCM素材タイプが向いています。
デスクワークや車内など電源を確保しやすい環境で、冷たさをしっかりキープしたい場合は、電動タイプが選択肢になります。

子どもやご高齢のご家族と一緒に使う場合は、重さや装着感も確認しておきましょう。
電動タイプは冷却プレートや電池部分の分だけ重くなりやすいため、長時間首にかけ続けると負担に感じる人もいます。
店頭で試着できる場合は、実際に首にかけてみてから選ぶと失敗が少なくなります。

価格帯の目安としては、冷却タオルタイプが千円前後から、PCM素材タイプが千円台から数千円程度、電動タイプが数千円台と幅があります。
比較サイトでは、電動タイプの中でも冷却プレートを複数枚搭載したモデルは7,000円台で紹介されているケースもありました。
予算と使用シーンのバランスを見ながら選ぶとよいでしょう。

汗や皮脂による衛生面も見逃せないポイントです。
冷却タオルタイプは洗って繰り返し使えるものが多い一方、電動タイプは水洗いできない部品が含まれることが多いため、汗を拭き取れる布製カバー付きのモデルを選んでおくと清潔に保ちやすくなります。

専門家の見解:「冷却」タイプは実際に皮膚温度を下げる効果がある

広島大学大学院人間社会科学研究科の長谷川博教授(運動生理学)は、メントールなどの成分を使った冷感スプレーと、保冷剤や冷却シートのような冷却グッズの違いについて解説しています。
冷感スプレーは、成分が気化するときの気化熱によって「実際の温度よりも冷たく感じる」体感的な涼しさをもたらす一方、深部体温そのものは下がらないといいます。

これに対して、保冷剤や冷却シートのように、氷や保冷剤が溶ける際の潜熱を利用するアイテムは、皮膚温度そのものを下げる実質的な冷却効果があるとしています。
PCM素材を使ったネッククーラーも、保冷剤と同じ潜熱のしくみで皮膚温度を下げるタイプに近いといえます。

長谷川教授は「表面的な涼感を得ても、体内部の温度は上昇し続ける可能性があり、知らず知らずのうちに熱中症リスクが高まる」と注意を呼びかけています。
そのうえで、こまめな水分・塩分補給と休息を優先することが有効だとし、特に「手のひらを冷やす」ことが深部体温を効果的に下げると説明しています。

参考: 長谷川博「”冷感”と”冷却”はどう違う? 「暑さ対策グッズ」の仕組みと使い方を、熱中症対策の専門家が解説」ソフトバンクニュース

よくある質問

PCM素材は繰り返し使える?

多くのPCM素材タイプは、冷凍庫や保冷剤で再度冷やすことで繰り返し使える仕様として紹介されています。
ただし製品ごとに推奨される冷やし方や耐用回数が異なるため、購入前に取扱説明をご確認ください。

電動タイプは水に濡れても大丈夫?

電動タイプは内部に電子部品を搭載しているため、汗や雨で濡れることを想定した防滴仕様かどうかを必ずご確認ください。
屋外での使用が多い人は、防滴・防水性能が明記されているモデルを選ぶと安心して使いやすくなります。

冷却タオルとネッククーラーは併用してもいい?

用途が異なるため、併用しても問題ありません。
移動中はPCM素材や電動タイプのネッククーラーで首元を冷やし、屋外での作業中や休憩時に冷却タオルで顔や腕まわりを冷やすといった使い分けをしている人もいます。
荷物に余裕があれば、シーンごとに使い分けるのも選択肢のひとつです。

購入時に注意したいこと

今回ご紹介した商品名・仕様は、比較サイトや家電メディアで紹介されている内容をもとに整理したものであり、価格や在庫状況、仕様は変動します。
購入を検討する場合は、各販売サイトの最新情報をご確認ください。

特にPCM素材や保冷剤入りのタイプは、冷凍庫での冷やし方や対応する保冷剤のサイズが製品ごとに決まっていることが多くあります。
買い替えの際は、手持ちの保冷剤が流用できるかどうかもあわせてご確認いただくと無駄が少なくなります。

お子様と一緒に選ぶ場合は、首まわりのサイズ調整ができるか、誤って強く締め付けすぎない設計になっているかもご確認ください。
屋外での運動会や部活動の応援など長時間使う予定がある場合は、事前に一度装着して重さやフィット感を試しておくと安心です。

まとめ

  • 気象庁は9月27日ごろから西日本・沖縄で10年に1度の高温になるおそれがあると発表した
  • ネッククーラーは「冷却タオル」「PCM素材」「電動」の3タイプに分けられ、それぞれ実在の商品が紹介されている
  • 短時間なら冷却タオル、長時間ならPCM素材や電動タイプが向いている
  • 専門家によると、PCM素材のような冷却グッズは皮膚温度そのものを下げる実質的な効果がある
  • 購入前に価格・仕様・お手入れ方法を公式情報で確認しておくと安心

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