Appleの折りたたみ型iPhoneをめぐり、著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏と、Bloombergのマーク・ガーマン(Mark Gurman)氏の見解が分かれていることが分かった。
発売時期や供給量について、両者の予想には大きな差がある。
結論からいうと、現時点でAppleの公式発表はまだない。
この記事では、両アナリストがそれぞれ何を根拠にどう予想しているのかを報道をもとに整理する。
- Appleの発表イベントは9月9日(現地時間)に開催予定であること
- iPhone 18 Pro・Pro Maxと折りたたみiPhoneの発売日は9月18日と報じられていること
- ミンチー・クオ氏は、折りたたみiPhoneの発売がずれ込む可能性を指摘していること
- マーク・ガーマン氏は、発売延期説を明確に否定していること
- ミンチー・クオ氏のサプライチェーン情報による供給量の予想
発売日をめぐる結論
現時点で最も有力とされているのは、iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Max・折りたたみiPhoneの3機種がそろって9月18日に発売されるという見方だ。
ただし、この見方に対してミンチー・クオ氏は慎重な立場を取っており、供給面の制約から発売時期がずれる可能性を指摘している。一方のガーマン氏は、延期説を明確に否定している。つまり、現時点では「9月18日に同時発売」という予想が主流ではあるものの、確定情報ではないという状況だ。
ニュースで分かったこと
Forbesの報道によると、Appleの新製品発表イベントは9月9日午前10時(米太平洋時間)にクパチーノ本社で開催予定。イベントでは、iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Max・Appleにとって初めてとなる折りたたみ型iPhoneのほか、Apple Watchの新モデルなどが公開されると見られている。
そして、iPhone 18 Pro・Pro Max・折りたたみiPhoneの3機種は、9月18日(金曜日)に発売されるという見通しが伝えられている。
マーク・ガーマン氏「延期説は事実ではない」
Forbesが伝えたガーマン氏のコメントによると、同氏は「折りたたみiPhoneが新しいProモデルと同時、もしくはそれに近いタイミングで発売されないとしたら、非常に驚くだろう」と述べている。
さらに、「10月下旬や11月の発売、大幅な遅延、サプライチェーンの問題といった見方は、事実ではないと考えている」と、延期を示唆する一部報道を明確に否定した。
郭明錤氏「iPhone X方式」の可能性を指摘
一方、ミンチー・クオ氏は、Appleが2017年のiPhone Xで採用した「発表は9月、発売は10月」という方式を、今回の折りたたみiPhoneでも取る可能性があると予想している。
ミンチー氏はサプライチェーン筋の情報として、折りたたみiPhoneの2026年下半期における組み立て台数を、合計700万〜800万台程度と見積もっている。そのうち、第3四半期(7〜9月)の出荷分はわずか50万〜100万台にとどまるとしており、これは同じ時期に見込まれるiPhone 18 Pro・Pro Maxの2,000万〜2,200万台と比べると、非常に少ない数字だ。
この数字が正しければ、たとえ9月18日に発売されたとしても、初期は相当な品薄状態になる可能性が高いといえそうだ。郭氏は、価格については2,000〜2,500ドル、実勢としては2,300〜2,500ドル程度になると予想しており需要は価格の高さにもかかわらず強く、限定的な供給量を踏まえると即座に売り切れる可能性があるとも述べている。
2人の見解、何が違うのか
整理すると、ガーマン氏は「発売時期そのもの」については延期しないという立場を取っている。
それに対してミンチー氏は、発売時期そのものよりも「供給量」に力点を置いた予想をしており、両者は必ずしも真っ向から対立しているわけではない。
郭氏の予想も、大幅な発売延期を断定しているわけではなく、あくまで「その可能性がある」という書き方にとどまっている。
つまり、「9月18日に発売はされるが、数量が非常に少なく、実質的には手に入りにくい」という状態になる可能性が、両者の予想を重ね合わせたときに浮かび上がってくる。
【考察】なぜ見解が分かれているのか
ここからは筆者の勝手な考察(予想)です。
編集部では、今回2人の見解に差が生まれている背景には、それぞれが依拠する情報源の違いがあるのではないかと予想している。
そう考える理由は2つある。
1つ目は、ミンチー氏が主にサプライチェーン(部品調達・組み立て工場)側の情報を強みとするアナリストである点だ。組み立て台数という具体的な数字まで示していることからも、生産現場に近い情報を基にした予想であることがうかがえる。
2つ目は、ガーマン氏がApple社内や取引先など、発売計画そのものに近い情報源を持つとされる記者である点だ。「延期ではない」という発言は、生産数の少なさそのものを否定しているのではなく、あくまで発売スケジュールが計画通りであることを強調していると読み取れる。
つまり、両者は「見ている場所」が違うために、表面的には対立しているように見えるだけで、実際には「発売日は予定通りだが、数量は少ない」という1つの状況を、それぞれ違う角度から説明している可能性がある。ただし、これはあくまで筆者の勝手な予想であり、実際の発売日・供給量は、Appleの公式発表を確認する必要がある。
公式情報・報道で確認できること
- Appleの発表イベントが9月9日に開催予定であること(Forbes報道)
- iPhone 18 Pro・Pro Max・折りたたみiPhoneの発売日が9月18日と報じられていること(Forbes報道)
- マーク・ガーマン氏が発売延期説を否定していること(Forbes/Bloomberg報道)
- ミンチー・クオ氏が発売時期のずれ込みの可能性と、供給量の少なさを予想していること(Benzinga/Yahoo Finance報道)
現時点で未確認のこと
発売日・価格・供給台数は、いずれもAppleの公式発表ではなく、アナリストや報道機関による予想の段階にとどまっている。特に価格については、郭氏の予想(2,300〜2,500ドル程度)はあくまで見立てであり、実際の価格は9月9日のイベントで正式発表されるまで確定しない。
また、供給台数についても、郭氏の数字はサプライチェーン筋の情報に基づく推定であり、実際の出荷実績とは異なる可能性がある点には注意したい。
読者が気になりそうな疑問
結局、発売日はいつになるのか
現時点で最も有力なのは9月18日だが、これはあくまで報道段階の予想であり、Apple公式の発表ではない。9月9日のイベントで正式な発売日が発表される見込みなので、そこで確定情報を確認するのが確実だ。
品薄になるとしたら、いつ頃解消されるのか
郭氏の予想では、2026年下半期を通じて700万〜800万台程度の組み立てが見込まれている。
第3四半期の出荷が少ないとされる一方、第4四半期にかけて供給が増えていく可能性はある。
ただし、こちらも現時点では推定の域を出ない。
まとめ
Appleの折りたたみiPhoneは、9月9日のイベントで発表され、9月18日に発売されるという見方が有力だ。ただし、ミンチー・クオ氏は供給量の少なさや発売時期がずれる可能性を指摘しており、マーク・ガーマン氏はこれに反論する形で、延期はないと明言している。
いずれも予想の域を出ないため、9月9日の公式発表で、発売日・価格・供給体制がどう発表されるのか、あらためて確認したい。



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